旅好き御用達であるマリオットボンヴォイアメックスカード。
このカードはなぜこんなにも人気なのでしょうか。
特典?ステータス?保険?年会費も最大49,500円(税込)と安くはありません。
それでも多くの方から支持されるのには理由があるはず。
今回はマリオットボンヴォイアメックスの魅力的な特典を紹介していきたいと思います。
マリオットボンヴォイアメックスは2種類
マリオットボンヴォイアメックスはグレードの異なる2種類のカードがあります。
ポイント還元率がよく特典が充実したプレミアムカード。
リーズナブルな価格でマリオットのホテルプログラムを体験しつつマイルプログラムを利用できるプロパーカード。
特徴を表にまとめました。
【理由①】航空会社のマイル交換プログラムが優秀
実質無期限でマイルを貯めることができる
飛行機のマイルって3年すると消滅するのがほとんどです。
お得に旅行しようとしてマイルを貯めているのに、使う前に使用期限が来てしまうなんて!
そうなるともったいないですよね?
マリオットボンヴォイアメックスは貯めているポイントの加算・減算がある度に24ヶ月(=2年間)のポイント延長が行われます。
ポイントを貯めたり使ったりすると有効期限が伸びるということですね!
つまりメインカードとして毎月決済を行っていればポイントの使用期限は永久。
使いたいときだけポイントをマイルに交換すればいいので、マイルの使用期限を気にする必要がなくなりますね!
海外旅行用のマイルを貯めるときには助かるわ!
世界40社以上の航空会社のマイルと交換できる
マリオットボンヴォイアメックスで貯めたポイントは世界中の航空会社のマイルと交換できます。
もちろん日本のJALやANAのマイルにも交換可能!
海外旅行をする時に移動手段(使える航空会社)の選択肢が多いと計画の幅もグッと広がります。
世界40社以上の航空会社のマイルと交換できるマリオットボンヴォイアメックスの為せる技ですね。
ポイントから各航空会社のマイルへの交換レートは基本的に3:1です。
ユナイテッド航空は3:1.1とちょっとお得。
ニュージーランド航空は200:1、ジェットブルー航空は6:1なので交換はやめておきましょう。
JALやANAは3:1になっています。
3万ポイント交換したら1万マイルになる計算です。
1日に交換できる最小の交換単位は3,000ポイントで、最大は24万ポイント。
交換手数料は無料です。
ポイント交換後24時間経過すると再びマイルに交換できるようになります。
そしてこのポイント交換は必ず6万ポイント単位で行いましょう!
6万ポイント毎に5,000マイルのボーナスがついてくるからです。
6万ポイント交換すると2万マイル+5,000マイル=25,000マイル。
24万ポイントだと8万マイル+2万マイル=10万マイルになります。
通常マイルは100円で1マイル貯まるため還元率は1%。
しかし6万ポイント単位でマイルに交換した場合、100円=1.25マイルになるのでその還元率は1.25%です。
これはJALマイルの場合、本家JALカードよりも還元率が良いことになります。
- マリオットポイントからマイルへの交換レートは3:1が基本
- 1日の最小交換単位は3,000ポイント
- 1日の最大交換単位は240,000ポイント
- 交換手数料は無料
- 1度交換したらその後24時間は交換不可
- マイルへの交換は60,000ポイント単位がお得(5,000マイルのボーナス)
- 例えば60,000ポイントの交換→25,000マイル(20,000+5,000)
- ポイントの有効期限が実質無期限
【理由②】ホテルプログラムが充実している
ホテルプログラム【Marriott Bonvoy】を手掛けるマリオット・インターナショナルは世界中にホテルブランドを展開しています。
マリオットボンヴォイアメックスを所持していればどの国のマリオット系ホテルでも同様のサービスを受けることが可能です。
2年目以降の更新で無料宿泊特典プレゼント
2年目以降にカードの更新をすると付与される特典です。
プレミアムは条件を満たした上で1泊50,000ポイント以内のホテルにブラックアウト無しで無料宿泊可能。
プロパーは35,000ポイント以内のホテルまで無料宿泊できます。
例えば、2021年8月24日にHOTEL THE MITSUI KYOTOに宿泊するとしましょう。
実費で宿泊しようとすると163,461円/泊もかかりますが、ご覧の通りポイントで宿泊しようとすると5万ポイントです。
マリオットボンヴォイアメックスの年会費が49,500円なので、約11万円もお得に泊まることができてしまいます。
16万円のホテルに泊まる経験ってなかなか無いよ!
マリオットのホテルは日本国内はもとより、世界中にあるので「今年の特典でどこに泊まろう」なんて楽しみもできますよ!
無料の更新特典を使って毎年高級ホテルで家族サービスもできちゃいます。
これだけで年会費の元が取れちゃうね!
マリオット系ホテルの上級会員として扱われる
マリオットボンヴォイアメックス(プレミアム)を発行すると自動的にゴールドエリートというホテルの上級会員として扱われます。
ゴールドエリートになることによって得ることができる特典は
- 14時までのレイトチェックアウト
- 客室の無償アップグレード
- 利用代金に対して25%のポイント加算
などなど。
特にレイトチェックアウトは子連れにはありがたい特典。
朝食を食べたあとバタバタ荷造りをする必要がなく余裕を持ってホテルステイを楽しむことができます。
特別扱いされると嬉しいよね!
また、プレミアムカードでの決済が年間400万円以上になると【プラチナエリート】のステータスが付与されます。
プラチナになると
- ホテル朝食が無料
- ラウンジアクセス可能
といった特典が付与されます。
条件は厳しいですが宿泊しなくても上位ステータスがもらえるのは嬉しいですね。
私も決済修行を行いプラチナステータスになることができました。
到達条件(1月〜12月の宿泊が対象) | 主な特典 | |
一般会員 | 会員登録のみ | |
シルバーエリート | 年間10泊 | |
ゴールドエリート | 年間25泊 | レイトチェックアウト、宿泊ボーナス+25% |
プラチナエリート | 年間50泊 | 上記+ラウンジアクセス(2名)、朝食無料 |
チタンエリート | 年間75泊 | 上記+宿泊ボーナス+75% |
アンバサダーエリート | 年間100泊+ホテルでの利用額20,000米ドル (2021年のみ利用額14,000米ドル) | 上記に加えて Your24(24時間の滞在時間を設定可能) |
客室の無償アップグレード
年間25泊もしてくれるお得意様ということで、宿泊の際の際にはお部屋のアップグレードをしていただけることもあります。
あくまでもホテル側の好意でしていただけるので、必ずというわけではありません。
ゴールド資格でスイートルームにしてもらえることはほとんど無いようですが、高層階へのアップは割とある印象です。
私が過去に滞在したホテルでは全てアップグレードしていただけました。
プレミアムならポイント還元率は驚異の18.5%
ポイントの還元はホテルでの利用が1米ドル毎に10ポイント付与されるようになっています。
ゴールドエリートはこの10ポイントの他に+25%のポイントが割増で還元されます。
1米ドル=12.5ポイントの還元があるということですね。
仮に10万円ホテルで支払った時のレートが1米ドル=110円だった場合。
100,000/110≒909米ドル。909×12.5≒11,362ポイント。
マイルに換算すると約3,700マイルですね。
ポイントに関してはウェルカムギフトとしてもらえる(250P〜500P)ことも有るので、実際に宿泊した際には結構なポイントが付与されます。
【理由③】アメリカン・エキスプレスの特典が利用可能
海外旅行保険が利用付帯
マリオットボンヴォイアメックスは海外旅行保険と国内旅行保険は【利用付帯】です。
マリオットボンヴォイアメックスで旅行代金を支払ってないと補償の対象外ということですね。
海外旅行保険には【家族特約】が【無料】でついています。
また、マリオットボンヴォイアメックスの海外旅行保険には航空機遅延費用補償が無料で付帯されています。
乗る予定だった飛行機の遅延や欠航、スーツケースの紛失などその費用を負担してくれる非常に便利な補償です。
どのクレジットカードにも自動で付いてくるものではなく、特約で対応することも多い有料級のサービスです。
オーバーシーズ・アシストが自動付帯
マリオットボンヴォイアメックスには【オーバーシーズ・アシスト】が自動付帯です。
世界のどこにいても日本語で24時間365日対応。
現地のコールセンターにフリーダイヤルで電話することにより対応して貰えます。
似たようなサービスに【グローバル・ホットライン】というのがありますが、【オーバーシーズ・アシスト】の方が緊急支援サービス(医療・法律)も使えるので、使える幅は広いです。
デメリットは?
年会費が高い
多くのメリットがあるマリオットアメックスですが、正直年会費は高いです。
これまで紹介してきたメリットが上回るなら発行しないと損ですね。
家族カードはイマイチ
家族カードの年会費はプレミアム、プロパー共に1枚目が無料。
ただし最大の特典である無料宿泊特典がついていません。
日本国内ではアメックスブランドが使えない場合がある
VISAやMasterCardは使えるけどAMEXは不可、といった経験ありませんか?
最近はJCBとの提携により使える場所が増えてきましたが、日本構国内ではまだまだの印象です。
プライオリティ・パスがついていない
マリオットボンヴォイアメックスの特典で利用できるラウンジは国内28の空港とハワイのダニエル・K・イノウエ空港のみ。
世界中の空港でラウンジを使いたい!という方にはプライオリティ・パスの入会が必要です。
2種類のカードはどちらを選ぶべきか
選ぶなら【プレミアム】一択です。
プロパーは年会費は安いですが、
- ポイント還元率が落ちる
- 無料宿泊特典で泊まれるホテルの選択肢が少ない
などの理由からおすすめできません。
マリオットボンヴォイアメックスをオススメする人、しない人
特典満載のマリオットボンヴォイアメックスですが、正直人を選びます。
おすすめできる人とそうでない人はどんな人でしょうか。
オススメする人
お得に旅行できて良いホテルに泊まることを楽しめる方は絶対発行したほうが良いです。
私は自身が旅行好きなのもありますが、家族サービスで良いホテルに泊まって最高の思い出を作りたいと思っています。
- 子どもが小さいうちにたくさん旅行して思い出作りしたいパパママ
- 子連れ旅行のホテル選びで迷いたくない方
- 年間150万円以上決済可能な方
- 満足度の高いホテルステイをしたい方
- コストパフォーマンスの良いクレジットカードを探している方
- 飛行機を使った旅行で柔軟な日程を組みたい方
- 旅行費用(宿泊・移動)を節約したい方
オススメしない人
旅行に興味がない人です。
このカードはホテル・マイルに特化しているので、旅行やホテルステイに興味がない方には向きません。
まとめ
いかがだったでしょうか。
少しでもこのカードの魅力をお伝えすることができたでしょうか?
アメックスのキャッチフレーズですが
「そう、人生には、これがいる」
マリオットボンヴォイアメックスがあれば人生に最高の彩りを与えてくれます。
発行するか、しないか。
彩りを加えられるかどうかはアナタ次第です。